ビルダーを名乗るツールの多くは、まずフォームを見せてきます。ジャンルを選び、キャラクターを選び、難易度を選んで、生成を押す。DreamCoreはその形ではありません。自分の言葉で作りたいものを伝えると遊べるものが返ってきて、そこから先も続きます。2通目以降に送るメッセージは、いま手元にあるゲームを変えていきます。

設定を埋めるより、指示を出すほうが速い

プルダウンは、誰かが前もって思いついたものしか並べられません。文章なら何でも頼めます。

その差は、自分のアイデアにメニューにない細かい部分があった瞬間に出ます。「ボスは殴られるたびに遅くなってほしい」。「後半は水中にしてほしい」。「負けたときにネコが不機嫌な顔になってほしい」。どれも設定項目ではありませんが、どれもそのまま書けばいい内容です。

代わりに求められるのは、自分の意見を持っていることです。この形のビルダーで得をするのは、何が欲しいのかを自分でわかっていて、それを言葉にできる人です。どう動くのか、どうすれば勝ちなのか、どんな手触りにしたいのか。それはフォームを埋める作業ではなく、ディレクションの仕事で、もともとゲーム作りの中でいちばん面白い部分でもあります。面倒な部分、つまりコードを書き、絵を描き、操作をつなぎ、スマホでもパソコンでも動くようにする作業のほうが引き受けられます。

1本目から白紙の欄に向かうのが気が進まないなら、5つの画面に答える進め方もありますし、実在の誰かを主役にする写真からの進め方もあります。ただし行き着く先は同じです。チャットの中にゲームがあり、そこから指示を続けていくことになります。

テンプレートを選ぶ仕組みではない理由

ここでのゲームは、決まったジャンルの棚から組み立てられているわけではありません。返ってくるのは、あなたが書いた説明に合わせて書かれたもので、2Dか3Dか、指定しなければ内容に合うほうが選ばれます。

早さが欲しいときのための出来合いの入口もあります。ピクトミックスは完成しているゲームの主人公を自分の写真に差し替えるもので、何もない状態から遊べるものまでが最短です。数枚の写真からキャラクターを一度作っておけば、選んだ見た目のまま、あとのゲームにも登場させられます。ただしそれらは天井ではありません。テンプレートのような入口から始めたものも、そのあとは同じチャットで開き、変更を頼み続けるほど、出発点には似ていないものになっていきます。

この区別が大事なのは、最後に手元に残るものが何なのかという話だからです。全員が同じ12種類から選べば、全員のゲームは12種類のどれかです。全員が自分の言葉で説明すれば、棚には誰も計画しなかったものが並びます。

1版目が出たあとも作り続けられる

1版目は下書きです。そう扱うことが、この道具のコツのほぼ全部です。

遊んで、気になるところを見つけて、そのひとつだけを書いて、また遊ぶ。1通に1件のほうが、リストで頼むより良い結果になります。リストは全部が中途半端になって返ってくるからです。変更履歴に前の下書きが残っているので、思いきった実験が失敗しても、失うのは復元を押す手間だけです。自分の画像や音を持ち込んで、それを名指しできるので、特定の絵を特定の場所に置けます。

公開したら作り終わり、というわけでもありません。公開済みのゲームも変更してもう一度公開できます。どこまで届けるか、リンクを知っている人だけか、全体公開か、非公開かを選べますし、他の人にリミックスを許すかどうかも選べます。許可すれば、誰かがあなたのゲームから新しいゲームを始めて、自分では行かなかった方向へ持っていきます。何から何が生まれたのかという系譜も残ります。この部分があるおかげで、ビルダーがソフトウェアというより場所に近いものになります。

作者が作り直し続けているゲーム

よくある質問

AIゲームビルダーとゲームエンジンは何が違いますか?

エンジンは道具を渡して、それで組み立てることを求めます。この形のビルダーが求めるのは説明と判断です。指示を出す側にまわり、コードと絵と操作は引き受けられます。

公開したあとのゲームも編集できますか?

できます。公開しても固定されません。公開済みのゲームを変更してもう一度公開できますし、すでに送った共有リンクはそのまま使えます。

他の人のゲームを土台にして作れますか?

その人がリミックスを許可していれば作れます。相手のゲームから新しいゲームを始めて、自分の方向へ持っていけます。リミックスの可否は作者が自分のゲームごとに決めます。

同じキャラクターを複数のゲームで使えますか?

使えます。数枚の写真からキャラクターを作り、見た目を選んでおけば、あとから作るゲームにチャットから登場させられます。

2Dか3Dかは自分で選ぶ必要がありますか?

こだわりがあるときだけです。どちらのボタンもありますが、どちらも押さなければ、書いた内容に合うほうが選ばれます。

何も決めずに始めたいときはどうしますか?

空のプロジェクトを開いて、そこから会話を始められます。アイデアも写真もジャンルも、前もって決めておく必要はありません。